鳥取の★兎ッ兎ワイナリー(トットワイナリー)訪問記

初めまして!輸入食材販売会社を経て、現在スペインバル勤務。2018年12月にJ.S.A.sommelierを取得したばかりの大崎です!

ソムリエ一年生ですが、これから、皆様に、ワインがもっと楽しくなる!美味しくなる!そんな情報を1年生の目線からお届けできればと思います。よろしくお願いします! 初投稿は、私の地元、鳥取県のワイナリー訪問の記事をお届けします♪

初投稿は、私の地元、鳥取県のワイナリー訪問の記事をお届けします♪ 訪問したのは去年の12月14日。ソムリエに受かったのが12月4日でしたから、受かってから初めて訪問した、久しぶりのワイナリーです。

★兎ッ兎ワイナリー(トットワイナリー)

あまりご存知の方は多くないかもしれません。鳥取の国府町にある、小さなワイナリーです。鳥取といえば日本海側の県なので、海をイメージしがちですが、このワイナリーは、鳥取でも山間部、昔から、ぶどう造りが盛んだった地域です。

この、兔、という文字は、見慣れない方はまず読むのが難しいかもしれませんが、因幡の白ウサギが有名な鳥取の、兔(ウサギ)という文字です。 急遽帰省の急用のついでに、という気持ちでお邪魔してしまったのですが、オーナーの前岡さんがちょうどいらっしゃって、丁寧に色んなお話を聞かせていただき、畑も見させていただきました。

畑は、冬の荒剪定の真っ最中。でもこの時期だからこそ、ゆっくり案内してもらえます。

★ ヤマブランという品種

約1haの畑は、ヤマソービニオンとヤマブランが主。 12月8日に2018ビンテージのワインが発売されたばかり、ということでしたが、ヤマソービニオンは限定50本!もうすでに完売していました!!!

私のお目当は、白の「ヤマブラン2018」限定200本。 ヤマブランは、ヤマブドウ × ピノノワール 。  そこから更に、× ピノノワール ! という、どちらも黒ぶどうで、ピノノワール が75%。なのに、掛け合わせてできたぶどうは、白ブドウ!!! という面白い品種です。

野生のヤマブドウに、エレガントなピノノワール を掛け合わせちゃう、という発想、改良自体がまずすごいな、と思いますが(山梨大学が特許をもっています)

香りは、強くはないですが、白い花や青リンゴ、あとシトラスの心地よい香り。色はグリーンがかっていて、とてもクリーンです。 味わいが! 

その酸の強さと、後味の野性味! もともとは糖度の高いブドウということですが、かなりドライに仕上げてあります。青臭い品種かと勝手に思いましたが、心地よいグリーンで、ハーブの香りの強いソーヴィニョンブランなどが好きな私は、とっても好みです! 12%vol。初めて飲んだ味わい。今まで飲んだことがないような白です(^^)!

★ 可愛らしいエチケットの由来

力強さを秘めているので、その、可愛らしいエチケットとのギャップ感たるや、と思ったのですが、このエチケットは、2匹の兔が収穫の喜びや、醸造の足踏みを表現し、『生命』、を表現するブドウの『樹』が描かれ 『永遠』を意味するブドウの『蔓』が樹から伸びて繋がった『蔓』は、人との『つながり』を大切にする、という、兔ッ兎ワイナリーさんの、理念を表しているそうです。

また、2007年にブドウを定植されて、目標とされていた、ご自分の手でワインにしてお届けする、ということが、2017年に叶い(自社栽培、醸造、そして販売)、その『始めから、終わりまで』を、2匹の兔が、『あ』と『ん』と口ずさみながら表現しているとのこと。

そして、最後に一番目につく、このハートの形は、『兔ッ兔ワイナリーが誕生したのは、今まで出会った多くの人に、心を寄せていただき、応援してもらったおかげ!』という、その支えてくれた皆さんの心を、表してくれているのだそうです(^^)

後日、記事掲載に関する再取材をさせていただいた時に、前岡さんから私にも、『お心を寄せていただいてありがとう』って言っていただいたのが印象的でした。

★ ブドウの樹の力強さ

仕立ては、垣根と棚、両方あるということでしたが、最近の夏の日差しの強さから、棚仕立ては今後難しいと考えていらっしゃるそうです。

また、鳥取は、勿論北海道ほど雪が降るわけではありませんが、ひとたび積もると、根雪となり、重くブドウの木にのしかかる事があります。

ある年、地元の人も驚くほど雪が積もり、枝を分けている木の分け目が、裂けてしまう、という大事件が起こったそうです。

もう駄目かな、と思って貴重な木を切ったそうですが、その横からまた芽が出て、今や他の木と遜色のない枝ぶりになっていました。

ヤマブドウの血もある、強い血統ですから、ブドウの力に驚きました。そんなブドウの果汁は、もっとすごいと思います! と、前岡さん。 ブドウの木の生命力には、いつも驚かされますが、私も、本当にすごいなぁ。と思いました。

今、この品種を育てて10年経つという事で、ヤマブランの成功例として注目を集めていらっしゃるそうです。 ちょっと聞いたところによると、東京のレストランや、福山のレストランさんや卸から、見学や注文が入ってらっしゃるとのこと。 この冬を越した後も、メルローやスパークリングと、来年の秋ぐらいまで、様々なワインのリリースが続くそうです。 生まれた町のワインですから、もっともっと色んな方に知ってもらいたい気持ちが強くなります。

本当は、このヤマブランを年数置いてみたい、と、語っていらっしゃった前岡さん。瓶熟にはなりますが、2本買ったうちの1本は、来年まで置いてみようと思います。どうなるかなー?? おそらく、この記事が掲載される頃には、ヤマブランも売り切れていると思いますが、次のリリースを私も楽しみに待ちたいと思います。商品のほとんどが予約で売り切れてしまう!ということでしたので要注意です!

畑を見ると、なんだかドキドキ。除草剤は一切使っていない、という、ふかふかで、柔らかい踏み心地の土に、何だか気持ちもふわふわした年末の訪問でした。 2018 師走。 兎ッ兎 ワイナリーにて。 兎ッ兎ワイナリー TEL0857-30-0003

この記事を書いた人

大崎友子
大崎友子
輸入食材販売会社を経て、現在はディープなスペインバルの J.S.A sommelier、大崎友子です!趣味はカメラと旅行(^^) Instagramにて日々の雑記も更新中★ ID: vin_mi_mollet ものぞいてみてください♪
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輸入食材販売会社を経て、現在はディープなスペインバルの J.S.A sommelier、大崎友子です!趣味はカメラと旅行(^^) Instagramにて日々の雑記も更新中★ ID: vin_mi_mollet ものぞいてみてください♪

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