
さんまとワインの合わせ方
最近、スーパーの店頭で見かけるようになった秋の味覚の代表格のさんま。
さんまとワインのマリアージュについて書いてみたいと思います。
刺身
脂の乗っているさんまの刺身を、シンプルに醤油に付けて食べる場合。
合わせるワインを考えてみましょう。
脂肪があって味のボリュームがある程度あるので、 酸の効いた白よりも、ややボリュームがあって酸味と果実味のバランスのよい白。南仏のシャルドネ、カジュアルなチリのシャルドネなど。
醤油を付けるので辛口のボルドーのロゼに合わせてもOK!
塩コショウで味付け、オリーブオイルをかけるカルパッチョ風なら辛口スパークリングに合わせて。
塩焼き
刺身より若干味わいのボリュームが弱くなる塩焼きには酸味の強いワインを合わせてみましょう。
ミュスカデ、甲州、ソーヴィニヨンブランなど。
塩焼きにレモン、かぼす、すだちなど柑橘類の果汁をかけるとよりワインとの相性がよくなります。
炭火で焼く場合、いぶった香りがつくので、同じ香りのサンセール、フュメ・ブランと合わせて。
さんまのソテー
家にボリューム・味わいのしっかりしたニューワールドのシャルドネしかないという場合、さんまの切り身に小麦粉をまぶして、バターでソテーしてみる のはいかかでしょうか?タルタルソースを添えてみてもOK。
煮付け、かば焼き
煮付け・かば焼きともに味付けはあまじょっぱい醤油ベース。そのような味付けに合わせるワインは甘さに負けない果実味と優しい渋みを持ったワイン( タンニンが豊富な赤だとさんまがワインに負けて、 生臭く感じられるので)例えば、ピノノワール・メルロなどのやや軽めの赤(カジュアルなニューワールド、南仏のものでOK)との相性がいいと思います 。
秋の味覚のさんま。いろいろ調理法・味付けでいろんなワインとともに楽しめるって素敵ですね。