- 久保井剛, 簡単なワインのおつまみレシピ
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こんばんは、シニアソムリエのクボイです。
最近は発酵食品ブームもあり、自宅でぬか漬けを楽しむ方も増えてきましたね。
丁寧に育て上げたぬか床で作る、自家製のお漬物は格別です。
白いご飯は勿論、日本酒その他お酒の肴にも最適です!
私の家のぬか床は椎茸酵母!更に赤白ワインも入っているので、風味にワインの香りもありますm(__)m
同じ発酵食品同士ということもあり、当然ワインにも合いますので、今回はワインと楽しむ「変わり種ぬか漬け」をご紹介します^ ^
■天然真鯛のぬか漬け寿司とアスパラガス、肉厚椎茸のぬか漬け!シャルドネ&ピノノワール!
真鯛は昆布締めなどが有名ですが、今回はぬか漬けでワインのおつまみに。天然真鯛をぬかで〆る事により、程よい塩加減と甘味が出ます^ ^v
また、ぬか床に混ぜたワインが心地良いナッツのような香りももたらせてくれます。
真鯛の昆布〆ならぬ、ぬか床〆を寿司にしてワインに合わせます。
日々ワインと料理を研究していますが、ついに寿司のにぎりにまで手を出す事になりました^ ^v笑
魚なのでソーヴィニョンブランでも良いのでしょうが、ぬか床の椎茸酵母とワインによる香ばしい風味がある為、断然シャルドネの方が合いますm(__)m
シャルドネもトロピカルな感じではなく、コクとナッツ香のあるワンランク上のクラス(ブルゴーニュやカリフォルニアなど)が良いでしょう!
今回はカリフォルニアのナパヴァレーのシャルドネ!クヴェゾンにしてみました。
オイリーでナッティ(オイルっぽくナッツっぽい)コクのある風味と丸みある辛さが真鯛の脂とぬか床の風味によく似ています^ ^
素材に旨味のある、椎茸とアスパラガスにも合います。
その他、もう1本は?
少し熟成したブルゴーニュのピノノワール!!ミッシェルマニャンのブルゴーニュ グラン オルディルネール1999年^ ^
通常のグラン オルディルネールは、ピノノワールとガメイを使用する事が多いのですが、このマニャンはピノノワール100%で造られている為、非常に上品な仕上がりです^ ^
少し熟成して程よく枯れた雰囲気が土っぽさとキノコの様な香りを醸し出しています。
椎茸の風味ととても相乗して、旨味の層を織り合わせてくれます。
また、酸の穏やかなオレゴンのピノノワールなど程よい厚みのあるタイプも良いでしょう!
その他、アボカドのぬか漬けにはチリやオーストラリアのシャルドネ、南仏のヴィオニエ!
スタンダードでシンプルなぬか漬けには、ソーヴィニョンブランやリースリング、人参にはタヴェルのような余韻にドライな感じのある辛口タイプも合います^ ^
ちなみに卵をぬか漬けにしても美味しい!
ですが・・・卵の独特な風味が増して、ワインには合わせ辛いです>_<
中国のピータンとリキュール!的な発想をすると、甘味のあるスパークリングなど良いかも?
(無理矢理>_<)
いずれにしても、様々な食材をぬか漬けにしてワインと合わせると楽しいですよ^ ^
ワインに合うオリジナルぬか漬けを探してみては?
天然真鯛のぬか漬け寿司とアスパラガス、肉厚椎茸のぬか漬け!
別容器に分けたぬか床で天然真鯛を一晩漬け込みます。また、アスパラガスと椎茸は茹でて水気を拭き取り、半日漬け込みます。
漬け込んだら洗ってぬかを落とし、水気を拭き取る。山葵はワインの邪魔になるので、代わりに梅肉で握る。ピノノワールにもGOOD^ ^
真鯛は一晩寝かせているので、少し粘りと旨味も増してます^ ^
番外編!
チーかまのぬか漬け^ ^笑
一晩浸け込んだが、見た目も味も変化なし!?
何事も経験ですね。ワイン&料理探究家^ ^笑
クボイでしたm(__)m
『365日ワイン 九州のお店紹介』
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