ワインのお供に観る映画「プラド美術館 驚異のコレクション」

4月10日公開の映画「プラド美術館 驚異のコレクション」をご紹介いたします。

 

スペインの首都 マドリードにあるプラド美術館は、2019年11月に開館200周年を迎えました。スペインの黄金世紀を後世に伝える存在として、世界的にも名高い美術館に初めて大々的にカメラが密着潜入した作品となっております。

 

この映画のストーリーテラーを務めるのは、オスカー俳優のジェレミー・アイアンズ。彼自らも、400年間放置されていたアイルランドの古城を修復して暮らした経験があり、歴史とアートに深い造形を持っています。

日本語の吹替版は、スペイン文化大使でもあります今井翼氏が声優を務めています。

 

館長を始め、プラド美術館にゆかりの深い人々が出演しており、スペイン黄金世紀とプラド美術館の所蔵作品に欠かせないエピソードが語られています。

 

プラドの意味は「草原」。

かつてサン・ヘロニモ教会前にあった草原に由来して付けられているのだそうです。

 

そのプラド美術館には、栄華を極めた約200年続いたスペイン帝国黄金世紀に主に収集された、約1700点の絵画を始めとした彫刻など、じつに合計約8700点もの美術品が現在所蔵されています。

当時の王と王妃のプライベートコレクションとして集められ、インテリアとして彼らの生活に密着していた絵画や彫刻作品たち。

 

特に、当時寵愛を受けた作家スペインを代表する画家ベラスケスの作品は、プラド美術館が開館されるまで国外にその存在を知られることがなかったほどです。

同じく、スペインを代表する画家ゴヤは、ベラスケスの約65年後にカルロス4世の宮廷画家に抜擢され、開館時(当時の名称:王立絵画美術館)にはまだ存命していました。

「着衣のマハ」や「裸のマハ」はその当時に描かれたもので、現在彼の作品所蔵数は群を抜く932点。勿論、ゴヤ作品所蔵数世界一の美術館です。

 

 

後に訪れたダリが憧れ、意外にもピカソが館長を務めていたこともあるというプラド美術館。ピカソが残した言葉で、この映画が締めくくられています。

 

「芸術は、日々の生活のほこりを魂から洗い流してくれる」

(Arts washes away from a soul dust of everyday life.)

 

この映画を観て、許されるならばいますぐにでもスペインへと旅立ち、プラド美術館の空気を胸いっぱいに吸い込みたくなりました!

そして、忘れてはならないのは、スペインの美食とワイン!!まずは美術館に行く前にスペインのスパークリングワイン・カバで乾杯、美術館で歩き疲れたあとは、美食とワインを楽しみに。プラド美術館には、重厚なタッチの宗教画や男性の肖像画が多い一方で、官能的な女神のような柔らかなタッチの女性の姿を描いた絵画も多く見られます。しっかりとしていながら凝縮した果実味のあるスペインのテンプラニーリョは、美術館鑑賞後の最初の一杯に最適です。

 

*映画「プラド美術館 驚異のコレクション」公式サイト*

http://www.prado-museum.com/

4月10日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

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配給:東京テアトル/シンカ

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