アルザスワイン徒然―そもそもアルザスワインて?

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初めまして、フランス、アルザス在住Coquelicotです。Coquelicot(コクリコ)とはフランス語でひなげしのことなのですが、フランスの方にも覚えてもらえやすいように、この名前でインスタでアルザス情報を配信しています。

今までにこの地で訪れたワイナリーは100軒以上、見本市やコンクールなども含めると計200軒以上のアルザスワイナリーのワインをテイスティングしてきました。まだまだそこまで知られていないアルザスワインは知れば知るほど奥深く、そんなアルザスワインを少しでも多くの方に知って頂ければと、思っています。

 

アルザスワインて?実は日本酒好きにもお勧め。

フランス東部に位置するアルザス地方は主に白ワインの生産地です。(赤ワインはピノグリ一種のみ。)私は「ワインはちょっと…やっぱり日本酒や焼酎が好きだ」というような方には実はアルザスの白ワインはお勧めだと思っています。私の友人でもワインはあまり…。と言っていた人たちがアルザスワインを飲んで、かなりハマっていました。

何故かと言うと、アルザスワインはすっきり辛口でフルーティなものが多く、甘口ワインでもべったりとした甘さではない、爽やかなで、複雑な味が日本酒にも似ているのかなと思います。
利酒師の資格を持っているので、アルザスの人に日本酒を紹介した際に、アルザスワインに例えて説明すると皆さんよくわかってくれていたので、そんな意味でもアルザスワインと日本酒は似ているのかもしれません。

アルザスワインの定義とは?アルザスワイン街道

アルザスにはワイン街道沿いに100以上の村があり、各村でぶどう生産やワイン生産をしており、現在でも1000以上のワイナリーがあると言われています。

アルザス地方で既定の生産基準を守って造られたアルザスワイン「Vin d’Alsace」(フランス語でアルザスワイン)はAOC アルザス(AOC Alsace仏語)と表記されています。(AOC= Appellation d’Origine Contrôlée; 日本語に翻訳すると「原産地統制呼称」「原産地呼称統制」=フランスの農業製品、フランスワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証で、製造過程及び最終的な品質評価において、特定の条件を満たしたものにのみ付与される品質保障の事。)また、通常の規定ではワインの品種をラベルに明記するようになっています。

アルザスワインの特徴

 

ワインの品種をラベルに明記すると言いましたが、通常アルザスではボルドーのように混醸せず、単独品種でワインを造るのが一般的です。と言うことは、ワインはその品種によって味が異なり、ラベルを見てなんとなく味が把握できると言うことになります。

また、アルザスワインの特徴として、同じ品種での他の地区では比較的甘口に造るものでもアルザスでは総て辛口のワインに仕上げると言われています。

とは言え、その製法やワイナリーによっては、甘口ワインに仕上げているところもあり、ここ数年は甘口ワインが人気だった為、甘口ワイン生産が主流だった傾向にあります。けれど又最近になって、食事と合わせるなら食事の邪魔にならない辛口の方が好まれる傾向にもあり、ワイナリーも多少消費者のニーズに合わせて、ワインを生産しているのかもしれません。

アルザスワイン ぶどう品種

品種が重要だとも言えるアルザスワインに使われる主なものはピノブラン、シルヴァネール、リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、ピノ・ノワールなどがあります。その品種によっても味がかなり異なり、それぞれの特徴が生かされています。

また、同じ品種のものでも、ヴィンテージと言われる年代によっても味が変わってきますし、最近のヴィンテージですと、2015年が当たり年だと言われています。また、今年2018年も当たり年だと言われているので、この先販売されていく2018年ものは注目です。

アルザスワインのその他の特徴-アルザスのグランクリュ

更に、アルザスでは土壌への注目度も高まって、品種そのものではなく、土壌が大事だと言うワイナリーもあります。アルザスには51のグランクリュ(特級畑)があり、グランクリュは品種の味わいだけではなく、土壌の特性も感じられるワインとなっています。

アルザスワインと日本食とのマリアージュ

通常アルザスの白ワインの中にはレモンやグレープフルーツのようなフルーティな酸味のものが多く、実は美味しいワインにはこの酸味が程よく感じる程度で、それが食事、特に日本食にも合います。お寿司に合うと言われるアルザスワインや、私はこの酸味がてんぷらや、からあげなどの揚げ物に合うんじゃないかと思っています。最近では日本の寿司屋さんでもアルザスワインを置いているところもあるようです。

そんな奥深いアルザスワインですが、味の性格が出るアルザスワインの品種や、各ワインに合う料理などなどについて、更にはグランクリュについて、そしてその他のアルザスワインについて等々今後さらに色々とお伝えしていきたいと思います。

この記事を書いた人

Coquelicot 
Coquelicot 
元フランスのワイン展示会運営会社勤務。
『全日本ソムリエ連盟』ソムリエ資格、チーズコーデイネーター、利酒師の資格を持ち、
フランス、アルザスワイナリー巡りを趣味にしています。
インスタではワインだけではないアルザス情報をお送り中。
https://www.instagram.com/coquelicots00/

この記事の著者

Coquelicot 

元フランスのワイン展示会運営会社勤務。
『全日本ソムリエ連盟』ソムリエ資格、チーズコーデイネーター、利酒師の資格を持ち、
フランス、アルザスワイナリー巡りを趣味にしています。
インスタではワインだけではないアルザス情報をお送り中。
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