アルザスワイナリー巡りーあの有名なマルセル・ダイスのオープンデイへ②

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フランス、アルザスワイナリー巡りをしているが、日本に入っているアルザスワインもまだまだ多くないが、今回はアルザスワインと言えば、と言えるくらいアルザスでは有名なワイナリー、マルセル・ダイスさんのワイナリーオープンデイに行ってきたのでその様子の続きをお送りしたい。
マルセル・ダイスのジャン・ミッシェル・ダイスさんはアルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込んで大論争を巻き起こし、ビオデイナミワインの生産者。

マルセルダイスのカーヴ


カーヴは息子さんのマシューさんが案内してくれた。木樽とステンレスが置いてあるが、今後は木樽に以降していくそう。やはり木樽のほうが手入れは大変だが、形状的に長期保存には最適なんだそうだ。また、アルザスワインはヴィンテージ物と言われる、ワインはあまり存在しないようにも思われるのだが、その昔、長期保存ワインはすぐに販売せず、いわゆる家の財産と同じように、家族がお金が必要になる結婚式などの時に売ってお金にしていた、そうだ。実はアルザスワインも長期保存が可能で、ものによっては10年、20年寝かしてから飲むことができるそうだ。

木樽のほうが良いとのことで、ステンレスも幾つかあったのだが、これらも徐々に木樽にしていくそうだ。今は中古の木樽を購入していっているんだそう。

ワイン樽から直接ワインも飲ませていただいた。

GUENSPIELという名のテロワール(リユーデイー)2018年もの

ワイナリーオープンデイ

さすがマルセル・ダイスのオープンデイという感じで、ワイナリーではテイスティングだけではなく、香りについてのセミナーや、ブラインドテイスティングなどなど盛り沢山で、本当に有意義な時間を過ごす事が出来た。そして何よりもこのワイナリーのワイン生産に対する哲学や想いを教えてもらうことができた。
2日間に渡って開催されたオープンデイには日本人らしき方々もいらしゃり、マシューさん曰く「日本のパテイシエさんの団体25名が来たよ。」とのことだった。

テイスティングだけでなく、多くの魅力的なイベントが盛りだくさん
ワイナリーでは今回なにより魅力的だったのはワインテイステイングだけではなく、ニューロサイエンティストによるワインの香りに関するセミナーや、マルセルダイスワインと料理のマリアージュ、そしてブラインドテイステイングなど盛り沢山で、1日中過ごすことができた。香のセミナーはあの有名なWSET資格の英語圏での香の認識とフランス人の香の認識の違いや、香の認知は生まれつきのものか、否か、など、ちょっとアカデミックな、でも分かりやすい説明で興味深いものだった。

目からウロコのブラインドテイステイング


ブラインドテイステイングと聞くと、ワインの銘柄が分からないまま、ワインを飲んでその品種を当てていくというものかと思ったのだが、目の前に置かれていたのは黒いワイングラス。ワインの色も分からないようになっており、そして、更に目隠しをしてワインを「感じ取っていく」というものだった。
ジャン・ミシェルさんが案内してくれたのだが、先ずは右手と左手に土壌を知る為に異なる石を渡され、その土がどんな感じかを当てて行く。そして、グラスに注いでもらった2杯のグラスをグラスに手をかざして感じていく。そんな感じでブラインドテイストをして、ジャン・ミシェルさんの大事にするテロワールの概念がよく理解できる、そんなブラインドテイステイングだった。

マルセルダイスワインと食のマリアージュ


そして、もう一つ魅力的だったのはマルセルダイスのワインとフレデリック・エンゲル(FREDERIC ENGEL)による食のマリアージュ。今回はこの3本のワインとそれに合う食べ物を作ってもらったそうだ。
こうして素敵な食と一緒に合わせるワインは、どうワインを飲んでいけば良いのか、というのもなんとなくわかるし、そしてなにより美味しいワインに合う美味しいものが食べられて、至福の時だった。

日本でも有名なマルセルダイスだが、こういう機会にワイナリーに訪れて普段では聞けない日本販売展開の話や、ワイン生産に対する思い、そしてそのお人柄も知ることができ、どうしてこちらのワイナリーがこんな素敵なワインを生産しているのかが理解できた。

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