アカデミックワインバー ワインのばか

『ワインのばか?!』

何とも衝撃的な名前の店が西麻布の交差点からにある。その名も『ワインのばか』。
かの有名な童話『イワンのばか』、にかけているのとそれだけワインが好き、というのをかけているそうなのだが初めて見たときは見間違いかと思って3回くらい画面を見直してしまった。

ワインが主役、料理は脇役

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このお店の特徴は、お任せコースのみでワインも料理も全て店主の石渡さんのセレクトであること。
(要予約/追加料金でグラスワインを増やしたりすることも可))
石渡さんは、学生時代にイタリアに滞在していた頃からワインにはまり、いったんは違う業界に就職したもののワインの魔力に呼ばれ様々な角度からワイン業界を経験した後独立された方なので、それだけ色んな角度からワインを見ることができる人でもある。

2人で訪問したのだが、いろいろ飲んでみたかったのでそれぞれ違うものが飲みたい&追加でワインをお願いしつつ、料理とのマリアージュを堪能。

料理とワインのマリアージュは度肝を抜く組み合わせの数々

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まず出ててきたのは、洋梨のスパークリングと、マンゴーとヨーグルトを軽く発酵させたもの。
微発泡×微発泡。ほのかな酸味と、甘味の調和がとても心地よい。これから始まる料理への期待感のあがる1杯目。
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続いて出てきたのは白ワイン。サンセールのソーヴィニヨンブラン100%と2色のパプリカにサーモンのリエットを詰めたもの。
冷涼な地域であるロワールのソーヴィニヨンブランの特徴として特徴的な青リンゴやライム、ピーマンのような『青い』『ハーブのような』爽やかな香りがある。それとパプリカ、そして柔らかいリエットの食感が合う。(サーモンを選んだのはあくまでパプリカが主役であり、パプリカを引き立てるためだそう)グリーンアスパラでも合いそうだと思ったけど、茹でると食感が柔らかいし、生のアスパラだとサーモンには香りが強すぎるんだろうな。

そして、この後は驚きの組み合わせが登場。

しめ鯖と合うワイン?!

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しめ鯖と、ピノノワールとガルガーネガ。(本来はピノノワールだがわざと1品に2種ずつお願いして比較した)ガルガーネガの方が単品で飲んだときは美味しく感じたのに、しめ鯖と合わせると完全にピノノワールに負ける。
ピノノワールはシャトー元詰めのバックヴィンテージ、ルモワスネのブルゴーニュ キュヴェ スペシャル1995。古酒ということもありそれだけで飲むと、キノコや枯れ草のような熟成したニュアンスが強いのに、しめ鯖と合わせるととたんにフレッシュな果実味が蘇るという不思議な変化を感じる!
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ただ食材の相性がいい、というのではなくマリアージュでの古酒の若返りは初めての体験でとても興奮する一皿だった。

魚卵とワイン

カラスミのパスタ。
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魚卵とワインは生臭さが引き立ってしまい合わないと言われているが、これは同じサルディーニャ島産同士のカラスミとワインで一皿。
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ヴェルナッチャというという品種をシェリーと同じ製法で酸化熟成させて作ったワインと。
昔からの組み合わせだそうで、確かに生臭くはないが個人的にはしめ鯖×ワイン程の感動はなし。
やはり魚卵とワインは難しいのかな。

豚とワイン

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豚の肩ロースとプリミティーヴォ。これは脂の甘さと果実味の甘さを合わせたそう。石渡さんに言わせると『口の中での重心のバランスで考えた』とのこと。言葉にすると難しいけれど、食感や脂身の多さ、タンニンの多さなどのバランスの配分ということ。それを頭の中で計算できるのがスゴい。私の印象だと、タンニンが少なめで果実実がしっかりしているので、お肉にベリーのソースを合わせたかのような喧嘩するところがない一皿だった。
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途中でほっこりするウコンとしいたけのスープもあった。こういう気遣いも嬉しい。

最後にお茶が出てきて終了。ワイン談義が楽しくて、うだうだおしゃべりしながら追加でワインもいろいろ。
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なんだかんだ、1杯目のスパークリングに始まり最後のバローロまで2人で10種ものグラスワインを頂いてしまった。
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西麻布なのに明朗会計、リーズナブル!なワインバー

色々追加してワガママを言っても、2人で25000円はいかないくらいの良心価格。
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なんとこちら、お任せコース以外の利用も可能で、チャージなし、グラス1杯からでもOKだそう。
カウンターで1杯飲んで帰るという使い方や、待ち合わせに1杯という使い方も可。
グラスワインは1000円〜1500円。チャージもない上に
石渡さんのワイン講義付きと考えると本当に良心的だ。
西麻布ってどうしても高そうなお店が多くて敷居が高いのだけど、この定額料金は魅力。
お会計にドキドキしなくても済むし、ワインにけっこう詳しい彼女とのデートでも
ワインリストを眺めてかっこつけなくてもいいのが気楽だ。
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お任せのいいところは、自分で選ばないワインとの出会いがあるところ。
夜遅くでもふらりと寄れるし石渡さんにワイン講義をしてもらうのも楽しい。

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アカデミックワインバー ワインのばか

店名 アカデミックワインバー ワインのばか
電話番号 080-5031-5363
営業日 18:00~27:00 ※不定休(電話で要確認)
東京都港区西麻布4-1-15 セブン西麻布 3F

東京都港区西麻布4-1-15 セブン西麻布 3F

西麻布交差点のホブソンズがある側を渋谷方面にすぐのビルの3階。

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