バージニア州ワインにみるアメリカワインの多様性と可能性

先日、ホテルオークラで行われたバージニア州ワインの試飲発表会に参加しました。
グラス1
アメリカのワインといえばカリフォルニア州が全生産量の90%を占めており、圧倒的な存在感があります。
ワシントン州・ニューヨーク州・オレゴン州がそれに続き、日本でもある程度のワインが流通しています。
実はバージニア州はこれらの週に続いて生産量が全米第5位。
250を超えるワイナリーがあり、ワインツーリズムにも力を入れているそうです。
バージニア   Google マップ
本邦初公開のワインということもあり、当日は州知事のテリー・マコーリフ氏らによるテープカットも。
州知事
テープカット
その後、下記の3種類のワインが紹介されました。

スパークリングワイン トリンプ・ブラン・ド・ブラン
スパークリングワイン
不動産王として有名なトリンプ氏が所有するワイナリー。
シャルドネ100%で作られたブラン・ド・ブランです。
ブドウは夜に手摘みし、瓶内二次発酵で22ヶ月熟成させたという本格的なスパークリングワイン。
ビスケットのようなイースト香と柑橘系の香りが心地よく、爽やかな印象でした。

白ワイン バーボスビル・ワイナリー ヴィオニエ・レゼルブ
バージニア州の白ワイン
マコーリフ州知事によると、バージニア州を代表する白ブドウがこちらのヴィオニエだとのこと。
なんだか意外ですね。
香りはヴィオニエらしく華やかで上品、とてもクリアーです。
樽を使用せず、かつマロラクティック発酵も行っていないので、味わいは香りの印象よりもスッキリ。
若干トロピカルフルーツの印象もあり、魚だけでなく白身の肉など幅広いお料理に合いそうでした。

赤ワイン バーボスビル・ワイナリー オクタゴン・レゼルブ
赤ワイン
メルローを主体にカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルドを加えたボルドーブレンドです。
フレンチオークで熟成させているそうですが、樽のかかり方は上品で嫌味がありません。
カベルネらしい、やや青みのある香りも心地良いです。
味わいはまろやかでシルキーなタンニンに豊かな果実味。
ただしジャミーな感じはなく洗練された印象です。
酸味もしっかりとあり、長期熟成にも耐えられそうです。
昔のアメリカワインにありがちなバーンとした大柄のワインではなく、方向的にはフランスを目指していることがよく分かりました。
グラス2
実はローストビーフなど、とっても美味しそうなお料理もたくさんあったのですが、この日は夜に会食が入っていたので泣く泣く断念。
デザートがハロウィーン仕立てで可愛かったので写真だけ撮りました。
デザート
これらのバージニア州ワイン、残念ながら日本ではまだインポーターが決まっていないそうです。
まだまだ世界中には日本に紹介されていない素晴らしいワインがたくさんあるのですね。
大変貴重な会に参加でき、いい勉強をさせていただきました。

この記事を書いた人

小山 久美子
小山 久美子
料理研究家
イタリアソムリエ協会認定ソムリエ
JSA認定ワインエキスパート
CPA認定チーズプロフェッショナル
サーブルドール騎士団 サブラー
南麻布の自宅でイタリア料理とワインの教室を主宰する他、アカデミー・デュ・ヴァンの講師としても活躍中。シャンパーニュとイタリアワインの追及で他の地域のワインを飲むゆとりがないのが悩み。日々、料理とワインのマリアージュを研究しています。
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この記事の著者

小山 久美子

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イタリアソムリエ協会認定ソムリエ
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CPA認定チーズプロフェッショナル
サーブルドール騎士団 サブラー
南麻布の自宅でイタリア料理とワインの教室を主宰する他、アカデミー・デュ・ヴァンの講師としても活躍中。シャンパーニュとイタリアワインの追及で他の地域のワインを飲むゆとりがないのが悩み。日々、料理とワインのマリアージュを研究しています。

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