神の雫に出てくるワインを樹林伸氏と検証!

【”神の雫”作者:樹林伸さんが語るワインのススメ】

 お久しぶりです。大崎愛海です。皆様冬の時期をいかがお過ごしでしょうか。

ようやく立春を迎えましたが、まだまだ寒い日が続きます。寒暖の差が激しくなっておりますので、皆様もどうかご自
愛下さい。

 

さて、前置きが長くなりましたがやっとのことで本題です。

タイトルの通り、ええ、続編でございます。

以前の記事”漫画【神の雫】を検証してみる”に引き続き、初めましての方に向

けて簡単におさらいを。

名義を変えながらも講談社から様々なジャンルで数多くのヒット作を世に送り

出してきた樹林伸先生。

 樹林伸 先生
 

代表作には

金田一少年の事件簿

BLOODY MONDAY (ブラッディ マンデイ)

エリアの騎士

など

アニメ化やドラマ化された作品も数多くあります。

 

そんな樹林伸先生が送るワインを軸としたヒューマンドラマ。

主人公の神崎雫が著名なワイン評論家である父の遺言に導かれ様々なワインや

人とふれあい成長してゆく。それが”神の雫
”です。

(またまたとってもザックリ)

 

今回は作者である樹林伸さんが私のWEB番組にゲスト出演してくださった際に

オススメしてくださったワインをご紹介させていただきます。

 

Tocacocan番組【OPUST愛海の漫画”神の雫”を検証(18)(終)】

オススメされたのはこのワイン。
ワイン

【CH.CHASSE SPLEEN】

 

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ

生産地:フランス、ボルドー

 

シャス・スプリーンとはフランス語で「憂いを払う」という意味。

シャトー・シャス・スプリーンのあるムーリはメドックで最も小さなアペラシオンではありますが、砂礫や粘土質、石灰質など多様なテロワールがあります。

このワインも多様性の恩恵を存分に受けたものであり、砂礫に植えられたカベルネ・ソーヴィニヨンからはフレッシュさを、粘土が石灰岩を覆う土壌で育ったメルロからはまろやかさが感じられます。

外観はオレンジがかったガーネット。

ブラックチェリーやカシスなどの果実のアロマに紅茶やバニラのニュアンスも感じ取れます。力強いタンニンとそれを上回る豊富な果実味を感じられるワインです。

 

と、まぁここまでは一般的な解釈。
pegasus-1253359_1280
 

ところがこのワイン。漫画「神の雫」の作中シーンでは

味わった者が皆、ペガサスに乗り旅をするというイメージが浮かんだのです。

一体なんのことやら。そう思われた方もご安心。

ここからが作者:樹林伸 流のペガサス解釈です。

まず漫画の背景として登場人物2人(男女)は学生時代は、お互いに淡い恋心を抱

きつつも何も実ることの無く別々の道へと進んでゆきます。

そんな2人が長い間を経て大人になり再開するのです。

 

ところがしかし!

再開した男性の方には学生時代の彼の美徳でもあった素朴で謙虚で優しいとい

った面影がまるで無いではないか!

ことあるごとに「世の中金が全てだ」「高級ワインしか認めない」と口にする彼…。

実は男性は離れていた時期にお金に関してのあるトラウマ

を抱えてしまい傲慢な大人へと育ってしまっていたのでした…。
purple-grapes-553464_1280

そんな彼への叱咤をする女性。昔の彼に戻って欲しい…。

そんな時に飲んだワインがこのシャス・スプリーン。

コストパフォーマンスにも優れ、味わいも深くバランスも良い。

そして前述した通り、「憂いを払う」ワイン。

2人の絡まった糸がするするとほどけてゆくのがわかります。
horse-284428_1280

そして微かに香る獣香。

そう。これがペガサスの正体だったのです。

微かな獣香=ペガサス(神話ではペガサスは童心にしか見えないそうです)

童心に還り、ペガサスに跨った彼は上空から過去の素朴な頃の自身を眺めることとなります。

もう彼は大丈夫。また本来の自分らしい道を歩めるはずなのだから。

 

 

物語はこれで一件落着。

神の雫にはこういった心温まる

エピソードが数多く登場します。

今回はシャス・スプリーンの意味合いと味わいに綺麗にスポットを当てたお話

でした。

私個人としてもこのワインは

若かりし頃の自身を振り返りながら

飲みたいワインです。

この記事を書いた人

桜 悠聖
桜 悠聖
JSA認定ソムリエ


ソムリエノートをご覧の皆様、初めまして!

歌舞伎町のホストクラブAPiTSに勤務しております、桜悠聖と申します。
2013年にワインを飲むだけではつまらない!と一念発起して、ソムリエの資格を取得しました。

まだまだ新米ソムリエですが、ソムリエを目指す方、ワインに縁のなかった方、ランドセルを背負った新米ソムリエと一緒にワインを楽しみながら、世界を広げましょう。


歌舞伎町にお越しの際には、ぜひお話させてくださいね♪



APiTS

http://www.smappa.net/shop/apits/

03-3205-3122
Tags:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の著者

桜 悠聖

桜 悠聖

JSA認定ソムリエ

ソムリエノートをご覧の皆様、初めまして!

歌舞伎町のホストクラブAPiTSに勤務しております、桜悠聖と申します。
2013年にワインを飲むだけではつまらない!と一念発起して、ソムリエの資格を取得しました。

まだまだ新米ソムリエですが、ソムリエを目指す方、ワインに縁のなかった方、ランドセルを背負った新米ソムリエと一緒にワインを楽しみながら、世界を広げましょう。

歌舞伎町にお越しの際には、ぜひお話させてくださいね♪

APiTS

http://www.smappa.net/shop/apits/

03-3205-3122

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る