「加東亜希子の‘GOOD SENSE WINE!’」 Vol.31 (掲載開始日 2015.11.22)

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映画 「FOUJITA」のシャンパーニュ

11 月 14 日公開の映画「FOUJITA」。今年の東京国際映画祭にてコンペティション部門にエントリ

ーされました。幸運にも、初の一般上映であったこの晴れやかな場に於きまして映画を観賞する

機会に恵まれました。この日が誕生日の小栗康平監督はじめ、主演のオダギリジョーさん、中谷

美紀さんが舞台挨拶に登壇し映画祭らしい華やかな会場となっておりました。

今回は、いつものお話からすこし離れ、現存する有名メゾンのシャンパーニュも登場するこの映画

についてのお話をさせていただきます。

 

時は、1920 年代のパリ。夜な夜なカフェに集うアーティスト集団の中に、パリで活躍した日本人

画家、藤田嗣治(ふじた つぐはる)の姿がありました。彼はパリで成功した日本人画家として、人

生を謳歌していました。

 

1886 年日本で生まれた彼は、流行にとらわれない自分の画風を貫くため 1913 年渡仏し、当時家

賃が安いことで芸術家たちがこぞって住んでいたというパリのモンパルナスに居を構えました。こ

の映画は、パリ時代の嗣治の代表作「乳白色の肌」が教会に運びこまれているシーンから始まり

ます。この作品で一躍エコール・ド・パリの寵児となった彼は、ピカソや人気モデルのキキなど今で

も語り継がれる芸術家集団と交流を深めていきました。この古き良き時代のパリを象徴するシー

ンは他に、彼が自分の売名のために美術館を貸し切って大規模なパーティ「ソワレ・ド・フジタ」を

開催したところで表れています。そのシーンでは彼がクラウンのバラをデザインした「G.H.MUMM」

がふんだんにふるまわれる、華やかなパーティの様子が描かれていました。

 

映画は後半、一転して戦時中の日本に地を移します。ここでは、5 番目の妻である中谷美紀さん

演じる君代さんとの日々の暮らしが綴られています。着物の反物をねだるときだけ「先生」とよぶ

君代さんのかわいらしいこと。思わずくすりとほほ笑むシーンは束の間でしたが、戦時中は陸軍美

術協会理事長に就任し、戦争画を描く日々だったようです。

 

映画ではここで幕が引かれていますが、その後彼はふたたびフランスに戻り晩年を過ごします。

このころ、フジタは深い親交のあった当時のマム社社長のルネ・ラルーより、マム ロゼにふさわし

いバラの絵を依頼されました。そして、その絵は今でもマム ロゼのクラウンに描かれています。

のちにフランスで洗礼を受けレオナール・フジタとなり、1968 年スイス チューリッヒで 81 年の生涯

を閉じました。

映画「FOUJITA」は、11 月 14 日より全国ロードショーです

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映画に登場するシャンパーニュ:

G.H.MUMM MUMM CORDON ROUGE

G.H.MUMM MUMM ROSÉ

商品についてのお問い合わせ先: ペルノ・リカール・ジャパン

http://www.ghmumm.com/ja-jp

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加東亜希子
加東亜希子
●食空間プロデューサー。日本ソムリエ協会ワインエキスパート。サーブルドール騎士団オフィシエ・サブラー。コマンドリー・ド・ボルドー。
自身のライフスタイルセンスを生かし、女性誌公式ブログも執筆。共著「ワイン女子 101 人」
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加東亜希子

加東亜希子

●食空間プロデューサー。日本ソムリエ協会ワインエキスパート。サーブルドール騎士団オフィシエ・サブラー。コマンドリー・ド・ボルドー。
自身のライフスタイルセンスを生かし、女性誌公式ブログも執筆。共著「ワイン女子 101 人」

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