ボーペイサージュのワイン会

ボーペイサージュを比較

夢のような一夜でした。

ずっと飲みたかったボーペイサージュを垂直で飲めた夜のことを、お話しさせてください!

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la montagneラ モンターニュ

大好きなワイン。ボーペイサージュのフラッグシップである【la montagneラ モンターニュ】。ボルドーの素晴らしい古酒を思わせるような凝縮感ある香りと、小梅を感じさせる日本ワインらしい酸味が魅力的。日本のワインって、香りが平坦というか複雑なものがまだまだ簡単には手に入らないので日本ワインっていまいちと思ってしまっている方が多いと思うのですが、これは別格。初めて飲んだときには【こんな日本ワインがあったのか!!】と衝撃を受ける1本でした。

(個人的には日本ワインの薄さや優しい感じは大好きですが、万人ウケしそうな日本ワインで衝撃を受けたベスト3を挙げるなら、泡なら都農ワイナリーの百二、白ならファンキーシャトーのシャルドネ、赤ならこのラモンターニュです。)

マニアックなワイン ボーペイサージュ

このla montagne(ラ モンターニュ)は山梨のワイナリーや酒屋さんに聞いても【聞いた事がない】と言われるマニアックなワイナリーさんです。
(東京在住のマニアックな方の方が現地の方よりよほど詳しいなあ思うことは多いですが)
熱烈なファンが多く、一般販売前に売り切れてしまうという幻のようなワイン。
しかも、その先行販売すら抽選というハードルの高さ。

努力や気合いや根性や行動でどうにかなることならどうでもできる自信はあるけれど、他力本願な抽選や懸賞って全然当たらないのです><

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入手困難なワイン

熱いラブレターを送りつけ、先行販売リストにようやく入れてもらうことが出来、
先行販売のお手紙が来た時は小躍りして喜び、25本くらい注文したのに(!)
ずっと連絡がないと思ったら【人気のため売り切れ】
というお手紙が届き、床に崩れ落ちそうになったくらいショックで><
おまけに、、、リリースパーティーの抽選にも外れ、ショック過ぎて凹んでいたのです

ワインにも引き寄せの法則は働く?!

しかし!!執念の引き寄せ力ってすごい!
たまたまボーペイサージュが飲めるイベントを偶然発見!!即参加を決めてめっちゃくちゃ楽しみにしていました!!
ただ飲めるだけじゃなくて、垂直(同じ銘柄を違う年のもので比較すること、気候や熟成の差の勉強になる)で比較できるなんて!!
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2012、2011、2010,2009、2007のTUGANEのシャルドネ100%
2012  HOSAKAのno name マスカットベリーA100%(飲食店限定のもの)
2010 KURAHARA nuage ソーヴィニヨンブラン100%
2011 TSUGANE le vent カベルネソーヴィニヨンとメルローのブレンド
2011,2007  TSUGANE la bois カベルネフラン100%
2012,2011,2010,2009,2007,2006,2005 2004 TSUGANE la montagne メルロ100%
(2004年だけはla montagne trans)
ボーペイサージュファンなら、このラインナップがどれだけヨダレが出そうなラインナップか分かるハズ。

ボーペイサージュを理解するキーワードは【酸】

【メモより】印象的だったワインを抜粋
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シャルドネ
2012年 まだまだ飲むには早過ぎるのか、酸が強過ぎてもっと置いておいたほうがいい。
2010年 熟成のニュアンスが出つつも、バランスがいい。これが1番好き。

ベリーA
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2012年 メルシャンの穂坂のあわと全く同じ香り。さすが同じ地域の同じベリーA。

カベルネフラン
2010年 出汁っぽいしっかりした旨味、ナッティー。濃厚。酸はきつくない。

メルロー
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2012年 イチゴ、小梅など酸味を感じさせるメモとともに、芍薬、カサブランカ(この辺、セオリーだと赤ワインに使ってはいけないのかもですが、自分メモなので…)バラなど、ゴージャスで今後の成長が楽しみな香り。
2009年 香りの奥行き、立体感が素晴らしい。日本ワインにありがちな間延びしたところが全くない。

気候とワインの関係

各年の気象条件の特徴をまとめますと…
2004年→台風16号の影響をうけ、晩熟の品種は大きなダメージを受けた年。
2005年→大きな気候のダメージはなく、穏やかな年
2006年→7月が冷夏で飴が多く日照時間も少ない厳しい年
2007年→梅雨時に雨が多く、低収穫量の厳しい年。日照時間は長かったのでぶどうはよく熟した。
2008年→梅雨時に雨が大量に降った厳しい年になったが、10月の好天の影響を受けたメルローが良かった。
2009年→2005年以来4年ぶりの好天に恵まれた年。理想的な熟し方をした年。無補糖。
2010年→猛暑。暑い年らしいボリューム感もあり、酸もバランスが良い。無補糖。
2011年→台風の影響、晩腐病の影響、メルローにとって厳しい年だった。
2012年→日照時間が長く、ぶどうの栽培にとって理想的な年。

同じヴィンテージでも製法が違うものがあるのですが、そこは文章にしきれないので割愛。自分の書いたメモと気象条件を照らし合わせてみると、気候が良かった年の2010年と2012年に集中していて改めて気候の影響を受けていることがよく分かりました。それだけ自然な造りということなんだなあ…。

ボーペイサージュの考え方

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解説を拝見していたら、ボーペイサージュの岡本さんのお言葉に『ワインはその土地そのものであり、その土地を絞った液体なのだ。畑での仕事や考え方が正しければ、蔵の中での全ての作業は本来必要がないことが分かってきました。そして、頭の中の教科書から捨てるものがなくなってきて、その時にやっとこれが本来のワイン造りなんだ、と気付きました。自然をありのままに受け入れること、自然をそのままに飲み手に伝えること。Let it beの思想』という概念でワイン造りをされているとありました。

(素晴らしい状態のラ モンターニュを飲む機会があればきっと…誰もがボーペイサージュの岡本さんはまぎれもなく天才だと感じるのではないでしょうか。そんな岡本さんが至ったこの思想。お会いしたことはないけれど、飲むといろんな想いが伝わるワインであることは間違いないです。)

自然派ワインが普及しにくい背景

私が難しいなと思ったのが、ボーペイサージュは同じヴィンテージでも個体差があるということ。
実は、イベントが楽しみ過ぎて、予習のために、と、興奮効果で良く見え過ぎるリスクも踏まえて同じヴィンテージの同じ銘柄を別のお店で飲んで予習してから行ったのですが…驚くほど全く味や印象が違いました。私の思い込みかとも思ったので、一応お店の方に伺ってみても個体差はやはりあるとのこと。

ワインは一期一会

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どの飲み手にとってもそうですが、あるワインを飲んで美味しくなければそれで『◎◎のワインは美味しくないからやだ』と決めつけてしまい、同じワインをまた飲もうとは思わない人が殆どでしょう。

一期一会のワインだからこそ、自然な造りで個体差が出ることは魅力でもあり、危険でもある。
自然に作るということは、その差が大きく出るリスクがより大きくなるわけで、それに果敢に挑戦されてるところが改めてスゴい…と思ったのでした。
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ちなみに、一緒に行った友人は2010のソーヴィニヨンブランがイチオシ。

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私は2009年のメルロが1番好きでした。好みって面白いですね〜。

<h4 class=”midasi02″>トランス</h4>

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ラ モンターニュにはトランスというシリーズもあります。畑や葡萄が違うそうです。このトランスはこの日のイベントではなく、別のお店で飲んだものですが、同じヴィンテージでも別物でした…。香りの素晴らしさは同じなんですが、味が違う。普通のラ モンターニュの方が骨格がしっかりしてて、酸味やタンニンもくっきり。トランスの方が何かが弱い印象でした。

それにしても、書けば書くほどまた飲みたくなってくる罪作りなワインです。

レア&マニアックな日本ワイン

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画像は百二(都農ワイナリー)。なかなか買えませんが、これはまだ情報さえ見つければ入手できなくはないレベル。
一部の日本ワイン好きの間では希少ダイヤのような存在となっているワインがいくつか存在します。
余談ですが、(大手のワイナリーさんのを除いて)同じく買えない日本ワインでいうと、長野のファンキーシャトーさんの全銘柄、城戸ワイナリーさんの高めの銘柄、熊本ワインさんの五郎丸…などでしょうか。
他にもあるかな。あったら教えてください!

金額ではなく【市場になくて買えない】というレアさが収集心をくすぐられるんですよね〜><

物が多いと嫌なので、1着買ったら1着捨てるタイプだしブランド品にもおしゃれな服装にも全く興味はないのですが、日本ワインの魔力に取り憑かれてしまっているようでこれだけは収集癖があります。
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この前もファンキーシャトーの4日間限定発売のために通行止めにもめげず1人はるばる青木村まで買いに行ったくらい♪
記事こちら

飲んでる量と機会がきっと人様の何倍もあるので、決して日本ワインばかり飲んでるというわけではありませんが、どうしても好きな話題は延々と書いてしまいますね…。ぼんじゅーる農園のピノの3ヴィンテージ比較を来週してみようと思ってるのでそれも楽しみで仕方ありません。
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気になってるワイン

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個人的に今注目してるのは新潟のドメーヌショオさん。唯一年間会員になってるワイナリーです。
広島の三次ワイナリーさんも(今も美味しいけれど)今後もっと素敵なワインがどんどん出そうだし…。
山陽山陰エリアも気になりつつも、もうちょっと開拓したいのは九州&関西。

五郎丸はこの前ようやく初めて飲めましたが、それが美味しかったので今月は熊本含め九州に探しにいく予定です♪ レポお楽しみに〜!

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この記事を書いた人

上岡史奈
上岡史奈
ソムリエノートの管理人の上岡史奈(かみおか ふみな)です。

六本木のバー勤務時にJSAソムリエ資格取得。
最近は日本のワインにハマっていて、日本のワイナリーにあちこち行っています。
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上岡史奈

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ソムリエノートの管理人の上岡史奈(かみおか ふみな)です。

六本木のバー勤務時にJSAソムリエ資格取得。
最近は日本のワインにハマっていて、日本のワイナリーにあちこち行っています。

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