放置しておいたワインは飲めるのか?

読者の方から頂いた質問です。

 

モエのシャンパンを室温で数年放置したものって飲めるものでしょうか?(開けるのが怖くて…)』

 

(画像はHPからお借りしました)

この質問ってそういえばよく聞くなあ〜と思って記事にしてみました!

※あくまで個人の体験に基づく見解です&飲み手も神崎雫みたいな味覚と嗅覚の持ち主じゃない前提です。

以前働いていたバーでは、人の入れ替わりが激しくて私が入った時にはワインに詳しい人が皆無でした。

で、頂き物で『実は割と高いワイン』などがゴロゴロしていたのですが、ワイン好きもいなかったため誰もその価値を

知らなかった、という恐ろしい状況でワインが置かれていたのです。

(バーなので、ワインよりリキュールの方がよほど大事に扱われていましたw)

 

全てのワインは隅っこにおいやられ、ルロワのムルソーが7、8年くらい室温に床に立てっぱなしで棚に入ってたのですが

(夏は30度くらい行ってたかもしれません、、、汗)

これはいわゆる【熱劣化】ってやつを味わえるんじゃないかと思って、年間数百万はワインにつぎ込んでる系の方達ばかりでもあり、ソムリエやエキスパート資格保持率80%くらいの飲み会にこっそり持っていったことがあります。

 

で、どうなったと思います??

 

正直、相当やばいか腐ってるんじゃないかと思って、怒られるだろなーと

実はかなりドキドキしながら出したのですが、、、、

 

バニラ、ナッツ、バター、蜂蜜などしっかり熟成した良い香りで、味も全く問題なし!!美味しくてびっくり!

黙って出したら、誰も劣化について何も気付かず。

 

というより、正直に話したのですが全員『全然問題なし』『(いい)ワインってそんなに弱くない』との意見で一致。

ムルソーは比較対象がなかったので完璧な状態とは比較できないから難しいところはありますが少なくとも『いっちゃってる』(劣化してる)という状態ではなかったことは間違いなく。光、振動、移動はほとんどなかった状態とはいえエアコンを切った夏の昼などをよく生き抜いてくれたものだなあ…と感激がありました。

ちなみに、同様に冷蔵庫に5年くらい放置されていたドンペリも、某百貨店で買った同じヴィンテージのものと比べても特に問題は感じなかったです。

プライスリスト   MHD   Mo euml t Hennessy Diageo   Moët Hennessy Diageo

これ、賛否両論あると思うのですが金額の高めのワインはやはり丈夫な気がします。全く同じ環境にあって、

恐らく現地で買っても数百円であろうワインや1000円くらいのワインはダメになっていたものが多かったのです。

白ワインの熟成の色を通り越して茶色になってしまっているものや、開けた瞬間もう『熟成じゃなくて腐敗だ!』っていう臭いのものもあり、様々でしたが、あんな酷い環境に置かれたワインの記録もなかなか珍しいと思うので写真を撮らなかったことを後悔しています。

 

ただ、これはワインの個体差にもよるしダメな時はダメ。もちろん室温で放置しない方がいいことは間違いないですが

やっちゃったものはしょーがない!

言いたいのは味もみないで諦めずに飲んでから考えてください

ってことです!!

 

意外と生きてる場合もあるし、ダメな場合もあるけど、あのムルソーのしぶとさを体験している私としては

簡単に諦めないでください、と言いたいわけです。

余談ですが、炭酸が抜けたスパークリングワインや味が合わなかった泡ものは鶏の煮込みなどに使っても美味しくなりますよ。

(もちろん、腐ってるものはNGですよ)

コンソメ、生クリーム、レモン、スパークリングワインで煮込むだけでとっても美味しいおつまみになります。

 

しかし、しぶといワインも多いとはいってもせっかくのワインを美味しく飲めないのはワインがかわいそうなので

なるべく良い状態で頂きたいものですね。

 

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この記事を書いた人

上岡史奈
上岡史奈
ソムリエノートの管理人の上岡史奈(かみおか ふみな)です。

六本木のバー勤務時にJSAソムリエ資格取得。
最近は日本のワインにハマっていて、日本のワイナリーにあちこち行っています。
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上岡史奈

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六本木のバー勤務時にJSAソムリエ資格取得。
最近は日本のワインにハマっていて、日本のワイナリーにあちこち行っています。

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