【保存版!】夏場のワインの大敵、ワインの液漏れ問題の対策方法

みなさんはワインの液漏れの経験はありませんでしょうか?

おそらく経験のない方が大半だと思いますが、特に夏場は適切にワインを保管しなければ、
液漏れのリスクが高くなります。

例えば…
冷えた白ワインが急に飲みたくなったので、ワインを買うために車でワイン販売店へ。
どのワインにしようか悩みに悩んでようやく購入…。
駐車場に止めていた車で帰って、冷凍庫でサッと冷やして晩御飯に備える。

これは夏場によくありがちなことだと思います。

ワイン販売店では通常、適切な温度でワインが保管されていますが、
店外に出た時点で瓶内の温度は上がり始めます。
今回はワインを決めるのに時間がかかったため、外に止めてある車の温度は夏場だと40℃以上。
すぐにクーラーを付けたとしても、瓶内の温度は急激に上がります。

写真㈰

液漏れの原因は?

瓶内の温度が上がると、瓶内の空気やワインが膨張し、コルクが押し上げられます。
コルクの形状が変化することで瓶との隙間からワインが染み出し、液漏れが発生します。

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また瓶内の温度が高い状態で一気に冷やすと、瓶内の空気が収縮し、
コルクが引っ込んで抜けなくなる場合もあります。
ワインセラーがない場合は冷蔵庫(できれば冷蔵室ではなく野菜室)で冷やすのがよいでしょう。

私もこれまで数々のワインを取り扱いましたが、とある生産者のワインだけ液漏れが大量に発生し、
中には突然コルクがキャップシールを突き破って「ポンッ!」飛び出した
(←シャンパンを開けたときのような感じ)ということがありました。
生産者によっては質の悪いコルクを使用している場合があり、液漏れが起こりやすいワインがありますので、
注意が必要です。

販売店で購入の際は何に気をつけたら良いのか?

販売店で購入する際は下記の点に気を付けてください。

1.液漏れが起こり得るワインを見抜きましょう。

■キャップシールの周りにベタつきはないか?
ベタつきがない場合でも液漏れの形跡や、不自然な香りがないか確かめてください。

■コルクの浮き沈みはないか?
質の悪いコルクを使用している可能性があります。ワインの品質にも影響がある可能性があります。

■液面の高さは適正か?
ヴィンテージワインの場合は、長年の保管によるワインの蒸発により、
液面が若干低くなるケースがありますが、若いワインで液面が低い場合は液漏れによる目減りが考えられます。

2.持ち歩く際はワインと一緒に氷や冷えた飲料水などを併せて購入し、瓶内の温度を極力一定に保ちましょう。
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ネットでワインを買う場合の注意点は?

ワインをネットショップで購入する方も多いと思いますが、夏場は必ずクール便を使用しましょう。
通常便の場合、開け閉めの頻繁な宅配便の車内温度は40℃以上になります。
これは液漏れだけではなく、ワインの品質にも影響を与えてしまいます。

また、逆に冬場でも寒い地域であれば凍結の懸念もありますので、クール便を使用をお勧めします。

液漏れが発生した場合、返品・交換を取り扱ってくれない販売店が大半ですが、
ネットショップではクール便を使用した場合に限り、取り扱ってくれるお店もあります。

返品・交換の条件は購入時に必ず確認しましょう。
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この記事の著者

山崎 雅人

JSA認定ワインエキスパート

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