WSET Diplomaのこと

こんにちは。

今回は私が企画しているWebラジオ番組から、WSET Diplomaというワインの国際資格に挑戦されていた方のインタビュー内容をご紹介します。

ソムリエ資格は聞いたことがあるけど、WSETは聞いたことないという方もいらっしゃるかと思います。

実は現在活躍中のワイン産業に関わる多くの方々が、WSETの資格取得を狙っているんですよ。ぜひ参考にしてみてください。

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【パーソナリティ:ako / 本日のゲスト:オーストラリア在住のYukoさん】
Yukoさんはワインのオークション会社に勤務されている傍で、webサイトやフリーペーパーに記事を書いていらっしゃいます。

Yukoさんのブログはこちら:http://blog.livedoor.jp/vinolog/

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———————-ここからインタビュー内容————————–
ako : 早速ですが、WSETについて教えていただけますか?

 

Yuko: WSETは色んなレベルのワインの資格を提供している国際団体です。
一番簡単なのは1日か2日の講習で取れる、Foundationというもので、その次が初級・Intermediateというものになります。その次がAdvanced。このAdvancedが、日本ソムリエ協会の資格と同じくらいの難易度と言われています。
その次の段階のDiploma、という資格を私はずっとやっていまして、大袈裟ではなく本当に大変な試験でした(苦笑い)。スタートしたのが2011年からで、
本当に山のような文献を読み漁って、暇さえあれば勉強しているような生活をずっと送ってきていました。

 

 

ako:日本だとまだあまり知られていない資格ですよね。

Yukoさん:そうですね。まず英語で受けないといけないということもありますし。

ako:ハードルが高いですね。
WSET DiplomaはUnitが6つあるということですが、論述の試験とテイスティング試験がセットになっているんですか?

 

Yukoさん:筆記試験(論述)だけ、というのもあり、マーケティングの科目であるUnit1は論述のみです。提出課題と、事前リサーチをしてエッセー形式の試験に挑む、2段階での試験になります。他に醸造・栽培の科目Unit2は選択問題になっています。エッセーなどを書かなくて良いので、このUnitが一番簡単といえば簡単です。
残りの4つのUnit、ライト・ワイン、スパークリング・ワイン、スピリッツ、酒精強化ワインの試験は、実技(テイスティング)と論述がセットになっています。その中でも一番大変なライト・ワインの科目、Unit3だけは、論述とテイスティングが別々に採点されます。**≪同日に両方を受験し、どちらかだけ先に(たいていはテイスティング)合格、ということもあり得ます≫

 

ako : 現在WSET Diploma資格を日本で持っている方は17人ほどでしょうか?

 

Yukoさん:確かそうですね。まだ20人いらっしゃらないんじゃないか?(ただ未確認情報ではありますが…)と思います。ですが、それは日本で受験された方のみなので、私のように海外で受けて資格を持っている日本人の方も、実は他にもいらっしゃるのではないかと思っています。

 

ako:大変な試験ということですね。

Yukoさん:WSET Diplomaは、やはりプロのための試験だと思います。そうすると、ほとんどの人はフルタイムで仕事をしていますから、その中で週20時間なり勉強に時間が割ける人はなかなかいないので、ドロップアウトしてしまう人も多いです。

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色んなものを犠牲にして挑戦している人が多く、例えば家庭や仕事ですよね。仕事も授業がある日は休まなくてはいけません。私の場合、WSETを第一優先にさせてもらえたのは本当に恵まれていました。最低2年間はかかる試験ですし。

ako:家庭でも職場でも応援してもらえたんですね?

 

Yuko:そうですね。職場では授業のために仕事を休むことは問題なくて、家庭でも夫の理解がありましたので。ただ、それでも色々と犠牲にしてきたとは思います。一番きつかったのが、ある年の1月2日に試験があったんですよ。

 

ako:お正月のど真ん中!

 

Yuko:クリスマスから大晦日、元旦も全部試験勉強です。
そんな時期ですから遊びに来たいっていう友達や親類もいたりして、でも、もう今お客さんなんか来たら私、刺すかもって(笑)。殺気立っていました。真剣に取り組んでいることをみんながみんな理解してくれるわけではないので…それが辛かったですかね。

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ako:それは大変でしたね。

 

Yuko:メンタル的にもすごく試される3年間でした。でも強くなりましたよ!
それと、私は去年からマラソンに目覚めて走っているんですが、それが勉強の最中などはすごく良い効果があると思いました。

 

ako:走ってるんですよね!すごい!

 

Yuko:勉強をたくさんしなければいけない中で、30分だけ勉強をやめて走りに行ったりしました。頭がすっきりしたり、ストレスが浄化されたりしました。

Diplomaも、長距離の孤独な戦いなので、マラソンに似ているなと思ったんですね。
いつ歩いちゃおうとか、いつやめちゃおうかとか、結局全部自分次第なんですよね。なのでWSETにチャレンジしている間は、そうやって走り続けていられる自分自身に励まされました。

ako:頭をすごく使う分、身体も使いたくなるんですね。

 

Yukoさん:そうですね。だからって無理に走ることでなくても良いんだと思います。ダンスだったり何か(好きな運動をして)、リフレッシュできるものを見つけられれば。

なので、これからWSETに挑戦される方がいらっしゃったら、自分を支えるという意味でも、他の何かがあるといいのかもしれません。
以上WSET Diploma資格保持者のYukoさんのインタビュー内容でした。

日本人が海外のワイン産業で活躍している様子を伺えて、とても参考になりました。

Yukoさんのインタビュー内容はiTunesで配信しています。

https://itunes.apple.com/jp/podcast/yukosan-wset-diploma-ta/id959779926?i=334016660&mt=2

 

iTunesアプリのない方はこちらから直接聴けます。

http://traffic.libsyn.com/tokyoinsyokulife/a50e3933b01db5064726865f1c6969ff3.mp3

 

この記事を書いた人

宅間綾子
宅間綾子
【資格】JSAソムリエ
ワインが結んでくれたご縁を大切にして、幅広くワイン文化を発信できたらいいなと思って東京飲食ライフという番組を配信しています。どうぞよろしくお願いします。
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