州ごとにみるイタリアワインと郷土料理〜シチリア編

イタリアワインって複雑…?

イタリアワインは分かりにくい、とよく言われます。
その一番の理由はブドウ品種の多さではないでしょうか。
登録されているものだけでも400種ぐらいあるので、なかなか覚えられないですよね。
ここではそんなイタリアワインを、料理との組み合わせも含めて分かりやすく紹介していきたいと思います。

イタリアワインを料理との組み合わせで身近に

イタリアは州ごとにワインも料理に非常に個性があります。
今回は夏にぴったりなシチリア州のワインと料理を紹介させていただきます。

シチリアの風土

Google マップ
シチリアは地中海最大の島として、古くから交易の中心地として栄えてきました。
貿易の要所だったため、さまざまな地域の侵略を繰り返し受けています。
アラブやスペインなど、多様な文化の影響を受けたシチリアでは、料理もそれらの国の影響を受けた独自のものが形成されました。

シチリアの白ワインと料理

ワインに関していえば白ワインが主体で、生産量の約7割を占めています。
今回は夏にぴったりの白ワインを1種類と、ワインに合わせたいお料理2種類を紹介させていただきますね。

【ワイン】

グレカニコ

MANDRA ROSSA Grecanico DOC SICILIA
作り手Cantine Settesoli-Menfi
国と地域 イタリア シチリア州
ヴィンテージ 2012
ブドウ品種 グレカニコ100%
シチリア最大のワイン生産者セッテソリのプレミアムライン。6500haという広大なワイン畑では、その土地の土壌や気候に適したブドウ品種を栽培しています。グレカニコは名前からも分かるようにギリシア起源のものですが、グレーコとは違い、ソアヴェに使われるガルガーネガに類似した品種です。味わいはフレッシュな酸と柑橘系のフルーツ、塩気を感じるミネラルで、まさにいま流行りの「塩レモン」!暑い夏に冷やして飲みたい一本です。

グレカニコに合わせて、オレンジのサラダとメカジキのソテー

 

グレカニコと料理

【1.オレンジのサラダ】

シチリアはオレンジの名産地として有名です。
オレンジの皮を厚めにむいてスライスし、塩・コショウとたっぷりのエキストラヴァージンオリーブオイルをかけていただくと、オレンジの爽やかな風味が口いっぱいに広がります。

料理のポイントは二つ。
オレンジの甘みを引き立てるために塩を多めにふること。
そしてエキストラヴァージンオリーブオイルは少し奮発して、いいものを使うのが美味しく仕上げるコツです。

【2.メカジキのソテー】

シチリアではカジキをよく食べます。
今回は塩・コショウして、オリーブオイルでソテーしたメカジキに、レモン汁と、これもやはりシチリアの特産であるオレガノをたっぷり混ぜたソースをかけてみました。
この料理もレモンのおかげで、夏にぴったりの清涼感ある仕上がりになっています。

暑い夏、爽やかなシチリアの白ワインと料理で、地中海の気分に浸ってみてはいかがでしょうか?

私たちと一緒に、ソムリエノートを盛り上げていきませんか?

この記事を書いた人

小山 久美子
小山 久美子
料理研究家
イタリアソムリエ協会認定ソムリエ
JSA認定ワインエキスパート
CPA認定チーズプロフェッショナル
サーブルドール騎士団 サブラー
南麻布の自宅でイタリア料理とワインの教室を主宰する他、アカデミー・デュ・ヴァンの講師としても活躍中。シャンパーニュとイタリアワインの追及で他の地域のワインを飲むゆとりがないのが悩み。日々、料理とワインのマリアージュを研究しています。
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この記事の著者

小山 久美子

小山 久美子

料理研究家
イタリアソムリエ協会認定ソムリエ
JSA認定ワインエキスパート
CPA認定チーズプロフェッショナル
サーブルドール騎士団 サブラー
南麻布の自宅でイタリア料理とワインの教室を主宰する他、アカデミー・デュ・ヴァンの講師としても活躍中。シャンパーニュとイタリアワインの追及で他の地域のワインを飲むゆとりがないのが悩み。日々、料理とワインのマリアージュを研究しています。

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