ワイン選びで困った時は三つのC

ソムリエがよくされる2大質問

ソムリエをしていて質問される事で、前回の 今まで飲んだ最高のワインは?
と同じくらい多い質問が 安くて美味しいワインはどれ?
です。
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それってけっこう、難しい…。

まあ難問ですね。
何が難問かと言うと、美味しいの定義は人それぞれと予算も人それぞれだからです。
この質問をされた方は果たしてワイン好きなのか、そうではないのか、安いと言っても具体的にいくらかによってチョイスは変わります。
一応質問された時は今まで飲んだワインの中から該当しそうな物を教えますが、ワインは大量生産品ではない為、必ず手に入る訳ではありません。

ワイン選びって一体どうしたら…。

じゃあどうすれば良いの?
と言う方の為と
ワインが好きでもそこまで詳しい訳でないのに、周りの友人から何か美味しいワイン選んで!と頼まれる方々の為に僕が考えるワインチョイスをお話しします。
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ワインに馴染みがない方向けのアドバイス

とりあえず今回はワインを余り飲まない方と最近ワインを飲み始めた方を対象にしたチョイスにしましょう。
そして千円台のワインでの選び方をアドバイスします。

やっぱりフランスのワインが良さそう?!

まず、どうしてもワインとなるとヨーロッパの特にフランスとイタリアのワインが王道で間違いがないと思われる方が多いのではないでしょうか?
確かに今世界にある名醸ワインと呼ばれるワインはフランスやイタリアが多いです。しかしヨーロッパのワインがニューワールドのワインと大きく違う点はある程度の熟成が必要な造りにしている事と葡萄の特徴を強く出さない造りにしている事です。何故かを語ると話しが長くなるので、この話しはまたいつかさせて頂きますが、ワインを余り飲まない方には飲みづらい味わいかもしれません。

味覚は経験で育つ

僕もそうですが、食べ物や飲み物を直感で美味しいと感じる時はやはり甘さと新鮮さが必要です。
全てではありませんがヨーロッパのワインはこの甘さや新鮮さが弱いです。飲み慣れてくるとこの味わいが美味しいと感じてくる後天的な美味しさのワインなんです。

ワイン選びの3つのC、一つ目は…

そこで僕がお勧めするのはニューワールド。千円台という事ならチリかアルゼンチンです。
そして赤ならカベルネ ソーヴィニョンを使ったワインがお勧めです。

何故かと言いますと果実味がたっぷりで嗅いだ事のあるカシスやミントの香りして馴染みやすいと言う事です。
ただカベルネならボルドーでしょ!と思う方も今回はニューワールドで。
あくまで千円台のワインチョイスです。
三千円を超えてくると確かにフランスに軍配が上がる事もありますが千円台のフランスのカベルネは例外を除き青っぽいニュアンスがあり万民向けではありません。
チリやアルゼンチンなら甘さも感じられるので、お勧めです。
最初のCは Cabernet sauvignonのCです。
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白ワインなら?

続いてのCは白のチョイスでChardonnayのC
シャルドネを使ったワインです。
ニューワールドのシャルドネは一昔前は甘ったるい味わいが多かったのですが、最近はスタイリッシュに仕上げたものが、多いです。フルーティーな香りと味のものが多く飲みやすいのでやはりチリやアルゼンチンのシャルドネがお勧めです。

スパークリングも飲みたい!

最後のCはCavaのCです。

千円台のスパークリングのチョイスは難しく、泡(炭酸ガス)を後で足すタイプのスパークリング等もあってちゃんとしたワインに中々当たらない事が多いです。
しかし低価格でもあのシャンパンと同じ製法を用いているのがスペインのスパークリングカヴァなんです。シャンパンの製法はまたいつか説明致しますが、カヴァも丁寧に作られているのは確かです。
味は辛口で僕が言った甘さはないですが、ただ甘ったるいだけのスパークリングを飲むよりは大分ましです。

さて、以上で千円台のワインを飲み慣れてない方へのワインチョイスは終わりますが、
やっぱりフランスが良い!
と言う方の為に裏技です。

どうしてもフランスワインが飲みたい!

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フランス南部のペイドックと言うカテゴリーから選びましょう。
フランスのニューワールドと言われているこの地域は伝統的なワインも作られてはいますが、多くは世界のニーズに合わせニューワールドに近い味わいのワインを有名品種から生み出しています。

赤、白でお勧めしたカベルネとシャルドネはもちろんピノノワールも作っています。

ラベルも分かりやすく品種が書いてあるものが多く選びやすいです。

ぜひお試しを。

価格帯や対象の人が違うワインチョイスはまたいつか。

この記事を書いた人

山根 宏士
山根 宏士
札幌のレストランモリエールにてキッチンスタッフとして、飲食業をスタート。その後ソムリエとして働き、東京のオーバカナル原宿へ。
一度北海道に帰るものの最近東京で再スタート。

JSAシニアソムリエ取得
Wset International Higher Certificate取得
A+ Level2
取得
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この記事の著者

山根 宏士

山根 宏士

札幌のレストランモリエールにてキッチンスタッフとして、飲食業をスタート。その後ソムリエとして働き、東京のオーバカナル原宿へ。
一度北海道に帰るものの最近東京で再スタート。

JSAシニアソムリエ取得
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