シャトー・アンジェリュス(Chateau Angelus)のメーカーズワイン会に参加

シャトー・アンジェリュス(Chateau Angelus)のメーカーズワイン会に参加してきました。

場所は六本木・グランドハイアットのフレンチキッチン。

サンテミリオンの一級特別Aに格付けされているシャトー・アンジェリュス(Chateau Angelus)からアジア地区の広報担当のBongさんが来日。

アンジェリュス(Angelus)というとAngelを思い浮かべる方もいらっしゃるのではなかと思いますが、

エチケットにあるように村にある「鐘」が鳴らされる音が聞こえる場所だったことが起源だとか。

3つあった鐘のうち、今も鳴るのは1つだけだそうですが1日3回時間を告げる音が聞こえてくるそうですよ。

鐘の音を聞きながら育ったワイン……何だかロマンチックですね。

最初に登場したのは、Puy Redon 2015。


お恥ずかしい話ですが温度の低い状態でテイスティングしたら、先入観もあってソーヴィニヨンブランと間違えました。

温度が上がるとともに、ぐんぐんと奥からシャルドネらしい奥行きのあるふくよかさが顔を出してきて、

“1本で長く楽しめるワイン”“いろいろなお料理と合わせられるワイン”とBongさんもおっしゃっていましたが、まさにそれを実感。

 

良いワインは説明なしに飲んでも美味しいことに変わりはありません。ただ、直接お話を聞けると発見も沢山あります。

多くのワイン好きの方がそうだと思うんですが、“背景”が分かるとそのワインへの感じ方って変わりますよね。

 

さすがグランドハイアットのソムリエさんだわ〜!と参加者の方が皆さん感動されていたのが、

温度管理やお料理との微妙な調整の仕方です。

Bongさんがお料理との合わせ方も詳しく解説してくださったので

かなり勉強になりました。

例えばこのシーザーサラダとRoc de Boisseaux 2011(ロック ド ボワソー)。

たまごにほんのちょっと胡椒が入るだけで赤ワインに寄り添う。

もともとはサーモンが入る予定だったものを、ワインに合わせてベーコンに替えてくださったそうですが

具の組み合わせで大きく変わります。

あるいは、このガトーショコラ。

ワインの風味をブルドーザーのように押しつぶしてしまうアイスクリームを添えるのではなく、

ベリー添えにすることでぐっと相性がよくなる。

 

そして、皆さんが一番びっくりしていたのがこちらのグリーンピースのスープ。

合わせるなら絶対白だろう……と皆が思っていたところに、出てきたのが

Le Carillon De L’Angelus 2011(ル・カリヨン・ド・ランジェリュス)。

豆類の青臭さを胡椒のようなスパイシー寄りの香りがうまーく覆い隠して

グリーンピースの美味しいところだけをぐっと引き出してくれる組み合わせ!

家でも、サンテミリオンの赤×グリーンピースのスープ、試してみたくなりました。

自分だと絶対思いつけないような組み合わせと出会えるのは、とても勉強になります。

そして、真打ち。シャトー・アンジェリュス(Chateau Angelus)。2013年と2011年のヴィンテージ違いで。

ブドウ品種はメルローとカベルネ・フランです。この地域でカベルネ・フランに力を入れているワイナリーは少ないそうです。

 

合わせたのは信玄鶏のロースト。こちらも“焦げ目”をつけることでワインのなかにあるフュメ香(燻製香)と寄り添って相性がよくなる、という組み合わせ。入っているトリュフやきのこ類もまたよく合いました。

2011年と2013年は全然印象が違いました。ただ、Bongさんがおっしゃっていたのは

「一見似ていないようだけど、家族写真を撮ったものを見たら明らかに兄弟と分かるような似た顔つきのあるワインたち」という表現。2013はとても繊細な印象。
夏場にヒョウが降ってとても難しいとされた年だったそうです。いっぽうで2011はかなり骨格がしっかりしていてタンニンもがっちり。
人間にたとえたら体育会系で骨太マッチョなお兄さんと、文化系でおとなしく感受性の強い妹、といったところでしょうか。

やはり垂直で比較すると発見が多く、勉強になるワイン会でした。

普段あまりサンテミリオンのワインを飲む機会が多くないのですが、

改めて飲んでみるとやっぱり「いいワインは美味しい」という至極当たり前ですが

王道のハズレのなさを実感させられました。

 

さすがに同じ一級特別Aのオーゾンヌやシュヴァル・ブランは

とんでもないお値段になってしまっていますが、アンジェリュスもこの先もっとどんどん値上がりするでしょうね。

最後まで残しておいたPuy Redon も後半開いてきて「美味しいシャルドネ!!!」感全開でした。

コスパのいいところだとPuy Redon あたり、アンジェリュスの2011はかなり長熟タイプに思えたので、寝かせて持っておきたい1本かも。

 

【シャトー・アンジェリュスの正規代理店】

株式会社 カサブランカ

https://www.casablanca-wine.jp/



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