A Happy Beaujolais Nouveau!

皆様いかがお過ごしでしょうか?
11月20日はボジョレ-ヌーヴォーの解禁日です。
居ても立っても居られない!
lightbox-bientot
という方は今や一部業界の方だけなのでしょうね。いきなり人生初めて使うことばでした。

今さら説明するまでもありませんがボジョレーはコートドール県のとなり、ローヌ県に広がる一大産地ボジョレーでつくられる新酒のことです。
ボジョレー   Google マップ
賛否両論ありますが日本人が最も愛するワインとして今でも君臨しています。

えーーーー!

という言葉が聞こえてきましたが事実です。

具体的な統計を使わずに証明してみせましょう。
テレビのニュースでボルドープリムールが盛況だとか、ブルゴーニュの雹害、オーストラリアの干ばつ、耳にすることはほとんどありませんが、毎年この時期になると最低限の作付状況が取り上げられますし、作柄についてみることがあります。大きなニュースが重ならなければこの傾向はより強くなります。

またワインの仕事をしていると、普段ワインをあまり召し上がられない方と会話する時に、話題に困ったら必ずヌーヴォーの話が出ます。年に一回この時期だけ意識させられるけどそれってどうなの?ということなのですけどね。

朝ドラの鴨居社長のモデルとなった某社の宣伝の成果であり、あくまで流行の商品であり、取るに足りない。という意見はごもっともなのですがこれには大きな疑問が残ります。

もしこれが単なる流行ならばバブルのころから廃れない現状が説明できないんですね。

失礼ながらオーストラリアワインと対比するとその差は歴然としています。若い女性に人気の歌手を使ってキャンペーンを張る銘柄もあります。政府も国を上げていろいろ輸入促進に励んでいますが、テレビのニュースでとりあげられることはありません。

人の心は移ろいやすく、どんなに一企業ががんばっても限界はあり、一つの流行が20年を超えて維持するには無理があります。

ならば導かれる原因はただ一つ

「日本人はボジョレ-ヌーヴォーが好き。」

季節を感じられるものが好き。フランスが好き。贅沢が好き。美味しいものが好き。
理由はおそらく全ての複合要因だと思われます。
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プロなら同じ値段帯でもっと美味しいワインの存在をお客さまに伝えるべきなのでは?

という理論も真だと思いますが、消費者がそれを欲する以上は粗悪品から守ること、そして
ワインてやっぱり美味しいね。
この言葉を聞くこと以上の幸福はないと思うのです。

日本にはまだまだワインを飲むのは一年に一回、この季節にボジョレーヌーヴォーだけ。という方がたくさんいらっしゃいます。

毎年この季節が近づくとそんな方々が
今年はヌーヴォーやめたから、ワイン飲んでないよ。
と言われないよう必死で売り場に立ちます。

人生初めてのワインがヌーヴォーという方は僕らの世代は無視できないものです。これからの世代は毎日の食卓にあって当たり前のものとして楽しむ方が増えていくのでしょうが、まだまだタラレバの話です。
visuel_beaujolais
過去しばらくスカタンな年が続きましたが、今年は雹害も免れ美味しいものができたそうな。
一人でも多くの方に美味しいヌーヴォーを届け、
ワインて美味しいねぇ。また買いにくるよ!
と言ってもらえるよう胸をふくらます日々を過ごしています。

そうなんです。

僕は単純にワインファンが増えるかもしれない最大のチャンスとして毎年この日を楽しみにしています。

今年はどんなドラマが待っているのでしょう?興奮して眠れぬ夜が続いています。

この記事を書いた人

話飲亭  満昭
話飲亭  満昭
カジュアルイタリアンを経て、某大手インポーター直営ワインショップに8年勤務。現在は東証一部上場スーパーでバイヤーをしてます。職場と離れて自由な発信をしたいため匿名で失礼しております。
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話飲亭  満昭

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カジュアルイタリアンを経て、某大手インポーター直営ワインショップに8年勤務。現在は東証一部上場スーパーでバイヤーをしてます。職場と離れて自由な発信をしたいため匿名で失礼しております。

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